2023-08-31 / 最終更新日時 : 2023-08-31 kansho 僧侶の声 菩薩道を歩む<持戒> 大乗仏教では、僧俗を問わず仏道を歩む者を「菩薩」と呼びます。そして、菩薩道の具体的な実践として、六波羅蜜(六つの実践:布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)を勧めています。ここでは六つの実践のうちの持戒について紐解いてみた […]
2022-06-10 / 最終更新日時 : 2023-04-06 kansho 僧侶の声 怒りの炎を抱きしめる 2015年4月5日に「NHKこころの時代」で放送された「禅僧ティクナットハン〜怒りの炎を抱きしめる〜」を視聴する機会がありました。 禅師と少女が質疑応答するシーンが印象に残っています。 Q(少女)兄 […]
2021-11-13 / 最終更新日時 : 2023-04-06 kansho 僧侶の声 3つのゾーン 奥播磨(兵庫)では山々の彩りが濃くなり、朝晩は寒くなったものの心地よい日々が続いています。 安養寺では年明けより裏山に紅葉500本程度を植樹する予定で、草刈、枝木の撤去、林道整備など下準備に追われています。 専門職にしか […]
2021-10-04 / 最終更新日時 : 2023-04-06 kansho 僧侶の声 因と縁 物事が成就するためには因と縁の二つの要素が必要であると仏教では説きます。因は直接原因、縁は間接原因(環境条件)を表しています。 草花に例えてみると、種が因(直接原因)、周囲の環境条件が縁(間接原因)といえます。 草花が発 […]
2021-09-16 / 最終更新日時 : 2023-04-06 kansho 僧侶の声 月の三徳 朝晩がずいぶん涼しくなり、夜には秋の虫の音が響き渡り、1日の終りを心地よく過ごせる季節となりました。今年の「中秋の名月」(旧暦8月15日)は2021年9月21日。この日は一年間で最も満月が美しく見える日とされています。 […]
2021-04-08 / 最終更新日時 : 2023-04-06 kansho 僧侶の声 空は即ちこれ色なり 安養寺では2年前に植えた小さな桜が数本今まさに満開に咲き誇っています。 昨年末まで安養寺の裏山には樹齢130年以上の杉や檜ナラやカシなど雑木が数百本ところ狭しと生い茂っていました。 ところが、ここ数年のうちにカシノナガキ […]
2020-09-18 / 最終更新日時 : 2023-04-06 kansho 僧侶の声 筏のたとえ 朝晩がずいぶん涼しくなり、日増しに秋らしさを感じるようになっています。 私は夏の疲れがやっと取れて、猛暑の間は放置していた草刈りや事務整理などに取り組んでいます。 これから1ケ月間は、新たなる学びを進めるにあたり、資料の […]
2020-05-24 / 最終更新日時 : 2023-04-06 kansho 僧侶の声 静けさに身をおく すっかり新緑の季節です。いかがお過ごしでしょうか? 私は週に何度か、健康と気分転換のために近くの山道を1時間ほど歩きます。 この時期は、山々が、薄い緑から濃い緑まで緑のグラデーションで彩られ、若葉の新 […]
2020-01-01 / 最終更新日時 : 2023-04-06 kansho 僧侶の声 古池の鯰 安養寺ではここ数年すっかり雪が減少し、この冬はまだ一度も積雪を経験していません。 年末年始に除雪作業がないのは助かりますが、雪に覆われて過ごした大晦日や新年が懐かしくもあります。 私は今年で安養寺住職に就任して3年目に入 […]
2019-10-01 / 最終更新日時 : 2023-04-06 kansho 僧侶の声 張りすぎず、緩みすぎず 安養寺では静けさの中に、鈴虫やコオロギの音が鳴り響き、日増しに秋の深まりを感じています。 世間が寝静まっている早朝に、少しひんやりとした空気の中で、坐禅や散歩をするのが私は好きです。 早朝5時頃から本堂の扉を開け放って、 […]