医王山安養寺
TEL:0790-75-2044
兵庫県宍粟市波賀町斉木588

大阪発
電車:[大阪駅]⇒JR新快速60分⇒[姫路駅]⇒JR姫新線30分⇒[播磨新宮駅]⇒送迎45分⇒[安養寺]
バス:
[新大阪]⇒高速バス100分⇒[山崎インター] ⇒ 徒歩⇒[山崎(宍粟市)]⇒神姫バス30分⇒[斉木口] ⇒送迎3分⇒[安養寺]

三宮発
電車:[三宮駅]⇒JR新快速40分⇒[姫路駅]⇒JR姫新線30分⇒[播磨新宮駅]⇒送迎45分⇒[安養寺]
バス:[三ノ宮]⇒高速バス95分⇒[山崎(宍粟市)] ⇒神姫バス30分⇒[斉木口] ⇒送迎3分⇒[安養寺]

姫路発
電車:[姫路駅]⇒JR姫新線30分⇒[播磨新宮駅]⇒送迎45分⇒[安養寺]
バス:[姫路駅]⇒神姫バス60分 ⇒「山崎(宍粟市)] ⇒神姫バス30分⇒[斉木口] ⇒送迎3分⇒[安養寺]

送迎:[播磨新宮駅]⇔[安養寺](送迎45分)
   [山崎インター][山崎]⇔[安養寺](送迎30分)
   [斉木口]⇔[安養寺](送迎3分)
※上記の送迎をご希望の方は anyojisangha@gmail.com までお問い合わせください。

医王山安養寺の歴史

安養寺の開基は天平年間(729年~749年)と伝えられています。開山当初、安養寺は現在より約1km西方の流田という地域にありました。その地名に見るように地域一帯に大洪水があり、応永3年(1396年)に増吽上人により現在の位置に移転されました。さらに戦国時代を経て、延宝6年(1678年)に真榮上人により再興され現在まで続いています。

安養寺本堂の本尊である阿弥陀如来は、鎌倉初期の仏師快慶もしくはその流れをくむ者により製作されたと考えられています。瑠璃寺所蔵の資料『元禄5年8月 聖護院御門跡御末寺改帳抜書』には「宍粟郡斎木村 薬王山安養寺 安阿弥(快慶)開基建立不知」と記述があり、安養寺開基快慶説もあるようです。

また、安養寺本堂の右壇には薬師如来が祀られてます。こちらの薬師如来はもともと白雲山日光寺に祀れていた仏像です。白雲山日光寺は鎌倉初期に芳賀城主芳賀七郎が願主となり建立されたもので、安養寺の現在の位置より約3km西方の山腹の眺望の良いところにありましたが、堂塔が残らず焼失したことにより安養寺に迎え入れられました。

薬師如来については京都の東寺所蔵の『執行日記』に「東寺は播州国白雲山日光寺に薬師如来を贈る」と記述があります。白雲山日光寺の裏には池があり「盲目の身をはかなんだ乙女が身を投じようとすると、たちまち薬師如来が現われて開眼の利益を授けた」という言い伝えもあります。

阿弥陀如来の浄土(世界)を安養浄土(極楽浄土)と呼ぶことから、安養寺という寺名は本尊に由来していると考えられます。また、医王山(薬王山)という山号は、安養寺本堂の右壇に祀られている薬師如来に由来していると考えられます。

当山は高野山真言宗に所属しています。現住職は高野山寶壽院門主義猛大僧正に師事し、1992年12月に真言密教中院流伝法灌頂を授かりました。真言密教の系図としては第52代となります。