3つのゾーン

奥播磨(兵庫)では
山々の彩りが濃くなり、
朝晩は寒くなったものの
心地よい日々が続いています。

私が勤めている安養寺では
年明けより裏山に紅葉500本
程度を植樹する予定で、
草刈、枝木の撤去、林道整備
など下準備に追われています。

専門職にしかできない仕事は
庭師や林業などの専門業者に
依頼してますが、
素人にできる仕事も多くあり、
職員やボランティアの力を借りて
一つ一つ下準備を進めてます。

軽トラック、草刈機、チェンソー
など、作業用機械も次々と増え、
先日ついに、
油圧式パワーショベルの
運転資格も取得してきました。

裏山が広く、作業量が多いので、
大変な面もありますが、
運動と趣味と実益を兼ねて、
楽しみながら作業を進めています。

一方で、山林作業には
危険も多く潜んでいます。
折れた刃や石が飛んできたり、
足を滑らせて転落しそうになったり、
ハチやヘビが出てくることもあります。

作業中に気を抜くと
大けがにつながりかねないため、
身体や周囲の状態に注意を払いながら
安全な作業を心がけています。

一瞬一瞬の動作に注意を払うため、
あまり余計なことを考える余地がなく、
計らずも瞑想的な時間となっています。

ところで、私は毎日
ヨガ瞑想を実践していますが、
身体を動かすときにはいつも
3つのゾーンを意識しています。

① 心地よくいられるゾーン
② チャレンジゾーン
③ やり過ぎてるゾーン

例えば、
身体を伸ばすときに、まずは
可動領域の広さや時間の長さなど、
心地よくいられるゾーンで取り組みます。

しばらくして、
チャレンジゾーンに入ります。
痛みや張りを少し感じながら、
可動領域を広げ、時間を長くして、
身体に少しずつ負荷を与えていきます。

そして、
やり過ぎてるゾーンに入る手前で
ゆっくり緊張を緩めて、
心地よくいられるゾーンに戻ります。

しばらくして、もう少し
チャレンジしたい気分であれば、
もう一度チャレンジゾーンに入ります。

そして、
やり過ぎてるゾーンに入る手前で
ゆっくり緊張を緩めて、
心地よくいられるゾーンに戻ります。

私は過去に何度もやり過ぎて、
身体を壊した経験があるので、今は
無理をしないように気をつけています。

3つのゾーンを意識しながら、
少しずつ身体に負荷をかけることで、
徐々に柔軟性や筋力が高まっていき、
体幹が強くなり安定感が増していきます。

山林作業をするときにも、
3つのゾーンを意識しながら、
身体を動かすようにしています。

身体に負荷をかけすぎると、
足腰や関節を痛めたりして、
怪我をする確率が高まりますが、
適度な負荷であれば、
筋力や柔軟性のアップとなり、
シェイプアップにもつながり、
ジムに行く手間や費用も省けます。

何事においても
やり過ぎてしまう傾向がある場合や
手を緩めるのが早すぎる傾向がある場合、
3つのゾーンを意識してみると良いかもしれません。

◆執筆者プロフィール◆
 井上寛照(心理療法家)
 医王山安養寺代表役員/住職
 サイモントン療法認定スーパバイザー
※週2回、瞑想実践会を開催してます。