サイモントン療法カウンセリング 2時間×8回 ≪兵庫orオンライン≫
サイモントン療法とは?
サイモントン療法は、米国の放射線腫瘍医で心理社会腫瘍医であるカール・サイモントン博士により開発された、がん患者さんとご家族など支援者のための心理療法です。
米国の学会認定の放射線腫瘍医として、がん治療の第一線で活躍していたサイモントン博士は、臨床で患者さんの治療を重ねるにつれ、診断と治療が同じでも、成果が出て健康を取り戻す患者さんと、全く成果が出ずに死を迎える患者さんとに分かれるという矛盾に直面します。
ここで、患者さんの心理的な状態、またそれにともなう生きる姿勢が、病気や治癒の過程に影響を与えることを認識します。希望をもって治療に取り組む患者さんと、絶望感に苛まれている患者さんとの間に、大きな回復の差を見たのです。その後、がんと心の関係に関する研究を行い、そのことを実証しました。
現代ではさまざまな科学的研究により、心理的(感情的な)側面が神経系や内分泌系や免疫系に大きな影響を及ぼしていることが証明されていますが、標準的な医療現場では、残念ながらそれらの側面への効果的アプローチは体系的には取り入れられていません。
病状が緩和されたり治癒するだけでなく、精神的にも肉体的にも社会的にも、統合的に健全なバランスを取り戻して、初めて真の健康を獲得することが可能となります。
サイモントン博士は現代医学の盲点にメスを入れるべく、心理療法プログラムを開発し、約40年にわたりがん治療の分野で活躍しました。
当初、サイモントン療法は「がんのイメージ療法」でその名が知られるようになりましたが、イメージ療法はプログラムの一部であり、多角的、包括的、体系的に健康へのアプローチがなされています。また、より洗練されたプログラムの拡充を図るべく、日々改良が重ね続けられています。
これまでに、アメリカ及びヨーロッパ各国でプログラムが提供されてきましたが、日本でも2003年よりプログラム提供が可能となりました。
また、2007年度より文部科学省の『がんプロフェッショナル養成プラン』を基盤とした取り組みに採択され、2008年度には『地域がん診療拠点病院』と連携し患者会やカウンセリングの提供を行っており、医学・看護系大学やがんセンターなどで研修や講義が行われております。
なお、サイモントン療法は、カール・サイモントン博士の認可を受けた機関で正式にトレーニングを受け、認定を受けたセラピストのみが行うことを許可されています。
サイモントン療法カウンセリング 2時間×8回 ≪兵庫orオンライン≫
日 時:予約制
全セッション 2時間×8回
※個別カウンセリング60分間も可能です。
場 所:医王山安養寺
もしくは Zoomオンライン
内 容:第1回:人間の本質と健康~喜び・生きがい~
第2回:自分自身と感情との関わり
第3回:イメージ療法・イメージの力
第4回:希望・信頼・内なる叡智
第5回:ストレスのパターンと病気の恩恵
第6回:死生観
第7回:サポートとコミュニケーション
第8回:2年間の健康プラン
※各セッションはトピック解説・メディテーション・エクササイズで構成されています。
定 員:個人orグループ最大8名
セラピスト:井上寛照
サイモントン療法認定スーパバイザー
MBSR Teacher (certified by the IMA)
料 金:全セッション 2時間×8回 66,000円
個別カウンセリング 60分間 5,500円
申込方法:Step① 申込フォーム
Step② 事前面談(30分程度)
Step③ 銀行振込(1週間以内)
お問い合わせ: anyojisangha@gmail.com
受講規約:サイモントン療法受講規約
※サイモントン療法では第三世代認知行動療法と位置付けられているマインドフルネス瞑想を心理療法の核として取り入れています。マインドフルネス瞑想リトリートでは呼吸瞑想、座る瞑想、マインドフルヨーガ、歩く瞑想、食べる瞑想、メッタ(慈悲)瞑想などを実践していただけます。
サイモントン療法カウンセリングの内容について
サイモントン療法カウンセリングは2時間×8回のセッションで構成されております。(参加者の人数によって2.5時間×8回になることもあります)各セッションではトピック解説・メディテーション・エクササイズを通して癒しの道を歩んでいきます。
内容 |
事前面談 サイモントン療法に関する情報提供、参加理由や健康状態などの確認により、安心で安全な場を醸成することを目的として行います。事前面談の後、一週間以内に銀行振込の確認をもって正式にエントリーとなります。 |
第1回:人間の本質と健康~喜び・生きがい~ 私たちは本質的に健康な存在であり、自分の中のエネルギーを本来の状態に戻すことで健康を取り戻すことが可能であることを学びます。病気は私たちが本来の状態から離れていることを伝えるメッセンジャーともいえます。 |
第2回:自分自身と感情との関わり 私たちの抱く感情は身体に細胞レベルで影響を及ぼすことが明らかにされています。感情を安定させることで身体に良い影響を与えることができます。否定的な感情をもたらす思い込みを健全化する認知行動療法を実践します。 |
第3回:イメージ療法・イメージの力 私たちのイメージ(想像力)が健康に及ぼす影響について学びます。自分自身の身体、病気、自己治癒力、治療や健康への取り組みに対するイメージを視覚化し、必要に応じて健全化していきます。 |
第4回:希望・信頼・内なる叡智 自分自身に宿る内なる叡智、自然界の万物に宿る叡智から届くメッセージに耳を傾けます。希望を持ちつつ執着を手放し、自然界の営みに対する信頼感を育み、より自然に生きることを模索します。 |
第5回:ストレスのパターンと病気の恩恵 心理的ストレスが神経系や内分泌系や免疫系に大きな影響を与えることが明らかにされています。自分自身のストレスパターンを見極め、また病気によって得られた恩恵とその意味について理解を深めていきます。 |
第6回:死生観 私たちの多くは無意識に死を恐れています。死を恐れることで奪われている膨大なエネルギーを、健全な死生観を育むことでより良く生きるためのエネルギーに転換していきます。 |
第7回:サポートとコミュニケーション サポートとコミュニケーションの良し悪しは治癒の過程に大きな影響を及ぼします。ここでは効果的なサポートとコミュニケーションとは何かを学び実践を試みます。 |
第8回:2年間の健康プラン 健康を取り戻すための具体的なプランを作成します。食事(栄養)、運動、遊び、創造的時間、周囲のサポート、人生の目的の6つの項目についてバランスよく日常生活の中に落とし込んでいきます。 |
※マインドフルネス瞑想リトリート(任意) サイモントン療法では第三世代認知行動療法と位置付けられているマインドフルネス瞑想を心理療法の核として取り入れています。ここでは呼吸瞑想、座る瞑想、マインドフルヨーガ、歩く瞑想、食べる瞑想、メッタ(慈悲)瞑想などを実践します。 |
事後面談 事後面談ではサイモントン療法カウンセリングを終えて健康状態などの確認を行います。 |
受講要件等
- セッションを欠席または遅刻する場合は、あらかじめ講師に連絡を行う必要があります。
- 精神疾患等により医療機関にかかっている場合は参加が認められないことがあります。事前面談で講師より確認があります。
※例:境界性パーソナリティ障害、統合失調症、薬物依存、アルコール依存、過去に自殺を試みた経験があること、など。 - 当セッションは医療行為ではなく、その代替行為ではないことをご理解ください。
- 他者からの紹介であっても、ご自身の意志で参加をご決断ください。
- グループワークに際しては、参加者同士お互いに敬意をもって、オープンな心で臨まれてください。
- セッション中には、自分自身の体験についてシェアする場面がありますが、シェアは強制されるものではなく、差支えない範囲でシェアしていただければ結構です。
セッション中に共有されたことは、セッション以外の場に持ち出さないように秘密の保持にご協力をお願いいたします。 - セッション期間中は、個人情報保護の観点からファーストネームでの参加とし、参加者間でSNSやメール等を通してのコミュニケーションは原則として行わないこととなっています。
- コースの質の向上などの目的でクラスを録画することがあります。予めご了承ください。
キャンセルポリシー
- 事前面談後、3日以内に参加キャンセルの申し出があった場合、決済手数料を除き全額を返金いたします。
- 事前面談後に講師の判断で受講をお断りする場合、決済手数料を除き全額を返金いたします。
- それ以外の場合は返金致しかねますので予めご了承ください。ただし、受講までに参加者枠が満たされた場合に限り、 決済手数料を除き金額を返金いたします。
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